口腔内の乾燥(ドライマウス)
口の中が乾くようになった
舌および唇の運動機能の低下
滑舌が悪くなったり、食べこぼしをするようになった
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Oral hypofunctional disorder
これらの症状は「オーラルフレイル」といいます。
オーラルフレイルが放置されると、「口腔機能低下症」という疾患につながる可能性があります。
口腔機能低下症とは、口の中の機能が十分に発揮されない状態を指します。食べる、話す、笑うなど、日常生活において重要な口腔機能が低下することで、患者様の生活にさまざまな影響を及ぼす可能性があります。
健康な人でも、口腔機能は加齢とともに徐々に低下していきます。その結果、体が不自由になり、外食や人と会うのがおっくうになるなど、心身の健康にも影響します。
したがって、口腔機能の低下は、高齢者にとっては見過ごせない症状なのです。
口腔内の乾燥(ドライマウス)
口の中が乾くようになった
舌および唇の運動機能の低下
滑舌が悪くなったり、食べこぼしをするようになった
噛む力の低下
食べ物が口に残るようになった
食べる能力の低下
硬いものがたべにくくなった
口腔内の衛生状態の悪化
口の中が汚れている
舌圧(舌を押し上げる力)の低下
薬を飲みにくくなった
飲み込む力の低下
食事の時にむせるようになった
これらの症状が複合的に悪化することで、口腔機能低下症となります。
口腔機能低下症の主な原因は、加齢や病気や障害、事故などによる口腔の構造や機能の変化です。歯の欠損や歯周病など、口腔内の問題が口腔機能の低下につながることもあります。また、健康状態や生活習慣の影響も大きく、喫煙や飲酒、不規則な食生活などが口腔機能低下を引き起こす要因となります。
口腔機能低下症を予防するためには、日常生活での口腔ケアが重要です。定期的な歯科健診や歯磨き、フロスを使った歯間清掃などが欠かせません。
また、バランスの良い食事や規則正しい生活を心掛けることも大切です。喫煙や飲酒は口腔機能低下のリスクを高めるので、できるだけ控えるようにしましょう。
さらに、口腔機能を向上させるためのトレーニングも有効です。歯科医師・歯科衛生士が指導する口腔トレーニングを行うことで、口の中の筋力や機能を強化することができます。
パタカラ体操
声は大きく出さなくて大丈夫です。
口の周りの筋肉を大きく動かすイメージで行いましょう。
口腔機能低下症の治療には、症状や原因に応じた個別のアプローチが必要です。
歯の欠損が原因であれば、インプラントや入れ歯などの補綴治療が考慮される場合もあります。歯周病や口内炎などの疾患による場合は、適切な治療を行うことが重要です。
さらに、言語機能の低下に対しては、言語療法などのリハビリテーションが行われることもあります。
当院では口腔機能低下症の治療に専門知識を持ったスタッフが対応しており、患者様の状態や希望に合わせて、最適な治療方法を選択していきます。
どんな些細な疑問や不安でも構いませんので、お気軽にご相談ください。
患者様の健やかな口腔機能をサポートいたします。